「月に願いを」プロジェクト
ちょっとずつ、みなさんの想いが増えてきました。
黄色い短冊に、妊娠中のお母さん、お父さんの想いを綴っていただこうというプロジェクトです。
まずは、出産を前にした今の気持ちを書き記していただくことで、出産に対して気持ちを盛り上げていっていただこうと思います。また、掲示された他の妊婦様の想いをみることで、新しい気持ち、勇気が湧いてこないでしょうか？ 僕達スタッフは、みなさんの記された想いを見て、ちょっとしみじみと涙ぐみそうになりながら、がんばろうという気持ちをあらたにしています。
そして、このプロジェクトには他に２つのねらいがあります。
ひとつは、出産を終えられて１年、２年と過ぎた頃にみなおして、もう一度妊娠中の想いを思い出して、それからの育児の励みにしていただきたいのです。実際にお子様との生活が始まって、もちろん楽しいこともたくさんあるでしょうが、思っていたのと違う、うまくいかないことも、またあるかと思います。 それでも、お腹の中にいたころから色々と思い描いていた生活が始まって、やっとここまでやってきたのだという実感を持って、また頑張っていただきたいのです。クリニックのスタッフが関われるのは、妊娠前から産後のしばらくの間ですが、これを持って帰っていただくことで、皆さんへの一つのエールとしたいと思います。
もうひとつは、お子様が大きくなってから、お母さん、お父さんの想いをみせてあげて欲しいのです。どれだけの想いを受けて、この世に誕生されたのかということを伝えてあげたいと思います。昨今のイジメ問題からの自殺などは悲しい出来事ですが、お子様たちに「大切にされてきたんだよ」ということを伝えてあげる事で、少しでも力になれないかと考える次第です。
出産後の１ヶ月健診で、お子さまの写真と一緒に短冊をお返しいたします。 妊娠中の大切な想い出として残していただけますと幸いです。
まなぶ産科婦人科クリニック 橋本 学
今日は2月14日。
