一本杉通りで花嫁のれんづくり

能登の花ヨメ若林 千秋さんと


一本杉通りで花嫁のれんづくり

旧加賀藩の地域で伝わる嫁入り道具「花嫁のれん」をフルオーダーでつくります。本人や家族が「のれん」に表したい思いを聞き取り、打ち合わせと相談を重ねながら、色や図柄をデザインし制作します。
(制作の相談~完成まで、4回程度ご来店いただき、実際に見て確認しながら進めます。)
・1回目:花嫁のれんを見て、モチーフを考案 (2~3時間)
(その後、デザインはメールでやりとりします。)
・2回目:原図が決まった頃、実物大で確認し、色を決める(1~2時間)
・3回目:のれんのモチーフ中の色が入った状態を確認、下地の色を決める。
・4回目:仕上がりを受取ります。

  • 家族の思い出や、本人に対する家族の思いや願いを聞きながら、千秋さんがのれんの図柄を描く。

  • 図柄が決定してから、図柄の色やのれんの色をサンプル見ながら決めていく。

  • 「花嫁のれんのひとつひとつに、それぞれの家族の物語がある。ご家族の大切な節目に携われるのは、とても幸せなこと。」と千秋さん

案内人

能登の花ヨメの 能登暮らしQ&A

  • Q.1 能登の花ヨメの醍醐味は?

    まつり!
    海に囲まれた能登ならではの熱い祭りがたくさんあります。

  • Q.2 暮らしの中で好きな時間は?

    ビールを飲みながら夕飯の仕度をするとき

  • Q.3 わたしのとっておき能登の場所

    希望の丘公園。子供と一緒に公園のでか山展望台から見る七尾湾が最高。

  • Q.4 わたしの大好きな能登ごはん

    岩のりのみそ汁

  • Q.5 これから楽しみにしていること

    やっぱり夏の石崎奉燈祭と春の青柏祭。ひとまつり去って、また次のまつりが来る!

花ヨメさん紹介ページへ
プログラム案内人 能登の花ヨメ若林 千秋さん わかばやし ちあき

 千秋さんは、七尾・一本杉通りの呉服屋「きもの処 凛屋」の若女将。毎日着物姿で、子育ても車の通勤もこなす千秋さんだが、着物を覚えたのは金沢から七尾へ嫁ぐための嫁入り準備をはじめてからだと言う。「花嫁のれん」を知ったのも、ここ一本杉通りを知ってから。今でも残る「花嫁のれん」という風習を知ったとき、はじめは驚いたそうだ。
 凛屋本店のある七尾・一本杉通りは、毎年5月「花嫁のれん展」が開催される花嫁のれんの町。花嫁のれんとは、花嫁が嫁入りの際、嫁ぎ先に足を踏み入れるときくぐる暖簾で、花嫁の実家が娘のために準備する嫁入り道具のひとつだ。
千秋さんも「花嫁のれん」をくぐってお嫁入りしたひとり。千秋さんの両親等がつくってくれた花嫁のれんは、千秋さんの好きな萌黄色で、幸せを願う“歳寒三友”等のお花の図柄が描かれたのれんだった。嫁入り前に、母娘ふたりで「花嫁のれん展」を見て歩き、それから半年間かけてつくったと言う。
 花嫁のれんは、一生に一度の晴れ舞台のために作られる大事なのれん。そんなのれんだからこそ、家族の思いをのせた、世界にひとつののれんをつくりたい。
そんなのれんづくりを叶えられるのが、ここ凛屋でつくる、花嫁のれんづくり。デザインから制作まですべてオリジナル。千秋さんと一緒に、家族の歴史や思い出、花嫁に対する家族の思いをデザインにまとめあげ、たったひとつの花嫁のれんに仕上げていく。
「花嫁のれんづくりは、家族の歴史や思い、決意をひとつの絵にしていく作業。のれんをつくりながら、少しずつ思いをかたちにしていく日々は、家族との大切な時間を育ててくれるはずです。そして花嫁のれんは、代々と引き継がれていき、それは持ち主の「思い」までも後世につないでいくものになります。」と千秋さんは話す。
 千秋さんの両親がつくってくれた花嫁のれんは今、千秋さんのご自宅で、千秋さんの娘の節句に掲げているそうだ。

一本杉通りで花嫁のれんづくりプログラム概要
実施日 通年
実施場所(集合場所) きもの処 凛屋(七尾市・一本杉通り)
開催時間 9:00~18:00(所要時間:2~3時間)
料  金 400,000円~1,000,000円(予算に応じてご相談)
料金に含まれるもの ※交通・宿泊については各自でご用意ください
参加者持ちもの イメージする写真、イラストなど。
アクセス
バス
駐車場
問合せ・申込み
申込み先(担当) きもの処 凛屋(担当:若林千秋)
申込み方法 要予約
電話 0767-52-3700
メールアドレス
キャンセルについて 図案決定から生地への加工に進む段階で不可
参加受け入れ数(最小/最大)

※ お支払いは現地にて現金でお願い致します。